看護師の社会保険の加入条件

看護師のように精神的にも肉体的にも大きなプレッシャーのかかる仕事をしていると、いつ体を壊して寝込んでしまうともかぎりません。職場が感染のリスクを負うなど、医療現場に携わる医師や看護師ほど、倒れて給料が貰えないといった事態に直面する可能性は、多く含まれています。

 

そんなときのために医療保険(健康保険)と年金(厚生年金)を、勤め先の企業と折半して給料から天引きして納めておき、いざというときには「疾病手当金」などが利用できる、社会保険制度があります。
医療法人である病院や個人事業であるクリニックなどでも、常時5人以上の従業員がいる企業なら加入が義務づけられていますので、そうしたところに勤めている看護師なら誰でも加入できます。
誰でも加入できるのですが、それにはいくつかの条件があります。

 

・配偶者(夫や妻)、または両親などの扶養家族になっている場合は、自分の年収が103万円以下であること。

 

正社員として雇用される看護師の給料は、諸手当を含めて高めなので、夜勤やシフトを調節しながら働くことになります。年収が上限の103万円を越えてしまう場合は、扶養を出て自分の給料から社会保険料を支払わなければなりません。配偶者や家族の給料収入と合わせて考える必要があります。もちろん一番肝心なことは、看護師の臨床経験や知識が活かせて、かつ維持できる勤め方ができるか、ということは言うまでもありません。

 

・パートタイマーやアルバイトで勤める看護師でも、

 

1)一日、または一週間の労働時間が、正社員の看護師の労働時間と比較して概ね3/4以上であること
2)一ヶ月の労働日数が、正社員の看護師の労働日数と比較して概ね3/4以上であること

 

という二つの条件を満たしていれば、加入することができます。

 

社会保険料は、看護師個々の給料から算定されます。毎年4月から6月の、3ヶ月間の給料を元にして算定された保険料が、原則としてその年の10月から一年間差し引かれることになるのです。