看護師の給料アップのための給与交渉

看護師の待遇は以前と比べればよくなっている

 

かつて1960年代には、看護師の給料は現在からは考えられないほど低かったのだといいます。ひと月の夜勤数は上限なしのうえ、一人で勤務するという非人間的な労働現場だったそうです。
そんな劣悪な労働現場を、看護師自らが現場のモデルを作り出すことで変えていき、同時に政治の世界にも看護師出身の政治家を輩出させ、労働条件と給料や待遇の改善を実現させました。看護師が現場を変えたこの働きは『ニッパチ闘争』と呼ばれ、『看護史』(医学書院)にも記載されています。

 

それほど大きな改革でなくても、看護師として仕事をしている限り、労働と給料について考えることはままあるのではないでしょうか。

 

認定看護師や専門看護師の資格を取得したり、自分なりに勉強や工夫をして現場でできることを増やしたりと、そうした努力をきちんと評価してほしいと思うのは自然なことです。評価はイコール対価として、給料や昇任といった目に見える形になればよいのですが、そうでなかった場合、釈然としない不満を抱えながら仕事をすることになってしまうでしょう。

 

機会を探して思いきって給与交渉する

 

職場と給料の交渉をしたい、と思っても、いざ実際にするとなると躊躇する向きもあるようです。看護の精神とは高邁(こうまい)なもの、とされているので、給料や手当に反映させてほしいとは言いにくい風潮があり、看護師自身もどこかしら後ろめたい気がするのでしょう。
しかし、ボランティアでない限り、報酬を受け取るのはごく当たり前のことです。不満を抱えて仕事が疎(おろそ)かになっても本末転倒です。何といっても看護師という仕事は患者の命を預かる重要な仕事ですから、機会をみて交渉してみるのがよいでしょう。

 

交渉は、必ず主任や看護師長といった自分の上司にまず、話をしましょう。筋を通すことは、交渉に於いてとても大切です。日ごろ職場について思うところがあったりすると、交渉のうちについ感情が高ぶってしまったり、売り言葉に買い言葉と冷静さを欠いてしまいがちになりますが、それではまとまるものもまとまりません。落ち着いて話をするように心がけるのが肝要です。そして、すぐには結果を求めないこと。給料や報酬といった金銭に関することはデリケートな問題です。相手の言い分にも耳を傾け、辛抱強く交渉しましょう。

 

資格取得など看護師の給料アップの方法

 

看護師のお給料や手当