看護師の雇用保険への加入

看護師の仕事は、とてもハードです。体を壊してしまったり、精神的にダウンしてしまったりして、最終的に退職や転職を考える看護師も多いようです。あるいは家族の転勤や介護など、環境の変化で職場を退職せざるを得ない場合もあるかもしれません。退職・失業して一番困るのは、月々の給料がなくなることではないかと思うのですが、そんなときのために雇用保険があります。

 

雇用保険の加入条件

 

雇用保険はすべての被雇用者が加入する保険で、もちろん看護師も例に洩れません。社会保険と違い、病院やクリニックの規模に関係なく加入が義務づけられている、強制保険です。

 

1)31日以上の雇用見込みがあること。
2)一週間の労働時間が20時間以上になること。

 

この2つの条件を満たせば、雇用保険に加入できます。保険料は社会保険同様、給料からの天引きですが、念のために給料明細で雇用保険がきちんと引かれているかを確認するのがよいでしょう。強制保険ですので看護師など職種にかかわらず必ず加入しているはずですが、万が一給料明細に記載がない場合は、労務担当者に問い合わせる必要があります。

 

退職後に失業保険を受給するためには?

 

同一の病院やクリニックなどで半年以上勤務して退職した場合、病院側に離職票を発行して貰い、管轄のハローワークで雇用保険の受給手続きをします。看護師の就職は引く手あまたと言いますが、募集は多くても自分の希望条件に合う求人が、すぐに見つかるとは限りません。退職理由によっては三ヶ月の待機期間を経ないと受給できない雇用保険ですが、給料に代わって収入を支えてくれる、心強い味方と言えるでしょう。

 

給料収入がなくなり貯金が減っていくなか、自分の体調が思わしくなかったり、希望の看護師求人がなかなか見つからなかったりすると、気持ちが焦って追い詰められたような気になるものです。そうしたリスク軽減のために、月々の給料から雇用保険料を会社とともに負担しながら払っているのです。雇用保険は、単に給料の代わりになるものではなく、再就職支援のために設けられている相互扶助制度です。おトク制度と軽く考えず、これまでの看護師経験を活かせる転職を目指したいものです。